胃内視鏡検査(経鼻内視鏡)
早期発見により、胃がんの死亡率は年々低下しています。
日本人の全死亡者数の約30%強(3人に1人)を占めている死亡原因は「がん」で、
その種類をみると、「胃がん」が1位となっています。
しかし、近年、胃がんの死亡率の割合は約1/4以下に減ってきています。
検診や、診断、治療技術の進歩早期発見・早期治療することで、死亡率が低下していると見られており、
がん検診は病気の発見や治療につながる大切な検査といえます。
なかでも、内視鏡検査は早期発見につながる有効な検査方法のひとつです。
早期がんであれば大きな手術をせずに、内視鏡を使った手術で取り除くことも可能となるため、
早期発見・早期治療につながる内視鏡検査の定期検診をおすすめします。
胃内視鏡検査の流れ
食道・胃・十二指腸などを検査する上部内視鏡検査の受け方について、検査前日からの流れを見てみましょう。
経鼻内視鏡検査について
内視鏡検査は「苦しい」というイメージから躊躇されている方が多いのではないでしょうか?
当クリニックでは、より少ない負担で内視鏡検査を受けていただけるように、鼻からも口からも挿入できる極細径内視鏡を導入しております。細くしなやかなファイバーの使用と熟練の技術により、苦痛のほとんどない検査を可能としています。胃内視鏡検査では半数以上の方が鼻から挿入する経鼻内視鏡検査を希望されています。
吐き気・苦痛が少ない
内視鏡検査が「苦しい」という原因はやはり、太径のスコープを口から入れるため、舌のつけ根を通りのどに触れることにより「オエッ」となる吐き気(咽頭反射)がおきることです。
経鼻内視鏡検査では、細くしなやかな内視鏡を鼻から挿入することにより、内視鏡が舌のつけ根を通らず、のどに触れることもないので、吐き気をほとんど感じずに検査を受けることが可能です。
会話もできる
検査中、口がふさがれていないので、質問したいときや気分を告げたいときなど医師と自由に会話ができます。
検査中は患者様用のモニターでご自分の胃の中をご覧になりながら、説明をまじえ検査を行いますので、安心して検査を受けていただけます。
身体への負担がすくない
検査中の苦痛が少ないため、特殊なケースを除き、鎮静剤・鎮痛剤・鎮痙剤を使用する必要もなく、これらのお薬を用いた内視鏡検査よりも心肺機能への負担はかなり軽度となり、検査後はほどなく日常生活に復帰できます。
※鼻の手術を受けられた方、鼻中隔彎曲症、アレルギー性鼻炎、繰り返す副鼻腔炎などの既往がある方は鼻からの挿入が困難なこともあり、極細径内視鏡を用いた口からの挿入に変更させて頂くこともあります。
経鼻内視鏡の挿入の様子
胃内視鏡検査をご希望の方
まずは当クリニックで診察
初診の方の場合は検査日までに一度診察を受けて頂き、外来で検査予約をして頂きます。
※電話・インターネットでの検査予約は行っておりません。
検査前日と当日の準備
前日のお食事は前夜9時頃までに済ませてください。 アルコール類を除く飲水はその後も可能です。
当日は朝より食事、水を除くジュース等の飲み物、たばこは禁止となります。
常備薬のある方は事前に医師に相談して下さい。
胃内視鏡検査費用
内視鏡検査費用 | 1割負担 | 3割負担 |
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経鼻内視鏡検査 | 約1,260円~ | 約4,860円~ |
経鼻内視鏡検査 +組織検査 |
約2,640円~ 3,810円 |
約9,080円~ 12,590円 |
経口内視鏡検査 | 約1,260円~ | 約4,850円~ |
経口内視鏡検査 +組織検査 |
約2,640円~ 3,810円 |
約9,060円~ 12,570円 |
※検査費用の他に再診料などがかかります。
日曜日(第2・4週)も内視鏡検査(予約制)を行っております。
休診日 第1・3・5日曜日、祝日
※1 金曜日の午前診療と予約検査は明治国際医療大学附属病院勤務のため、 現在休診とさせて頂いております。
※2 第2・4日曜日のみ
胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査ともに予約制です(緊急を除く)。
検査の予約については、診療時に医師と相談のうえ決定いたします。
まずはお電話にてご相談ください。